戦前、おそらく明治大正時代の手提げ金庫ですかなりの年代物ですがゼンマイ式のベルも正常に動作しています。正面プレートの千鳥が可愛らしくとてもレトロです。鍵を開けて蓋を開ける時にベルがジリジリ鳴ります盗難防止の為に本体持ち上げるとベルが鳴ります。蓋裏の左側にあるバーを下側にすると盗難防止用でベルが鳴り続ける状態で、設置しても蓋を開けてバーを右にするまで止まりまん。右側にしておくとストッパーが掛かり持ち上げてる間だけベルが鳴るようになり、設置すると止まるような状態になります。ベルはゼンマイ式になっているので付属している専用のゼンマイ鍵で時々巻いておくと良いです。蓋表には昔使われていた商店の屋号が書かれていた跡がうっすらあります。蓋裏側にはくっきりと同屋号が書かれています。蓋裏の角にあるマイナスネジを外すと内部の機構が現れます。片方のネジは欠品しています。ゼンマイの残り巻き状態や機構を見て楽しむ事ができます。内部は2段式の桐箱が詰められていて1段目は仕切りで分かれていてそれぞれに蓋が付いています。1段目ごと持ち上げるとさらに深い2段目が出てきます。鍵の開け方ですが、2段階のダイヤル式になっています。右、左の順に決められた位置で止めると開きます。・まずは時計回りにカチカチ鳴るようになるまで回します。・写真にあるように【1】の枠内に『リヌ』が入る位置で、【6】の枠内に『イロ』が入る位置で止めます。・次に反時計回りに回します。この際カチカチ鳴りませんのでゆっくり回してください。・写真にあるように【1】の枠内に『タイ』が入る位置で、【6】の枠内に『チリ』が入る位置で止めます。・中心にある突起を奥側に倒すとロックが解除されるので倒した状態で蓋を開けます。・蓋を閉める時は中心の突起を倒しながら閉めるとうまくハマります。※解除の位置の変更は出来ませんので購入後は上の手順をコピーするなりして忘れないように保管してください。長期間保管されていたので全体的に汚れはあります(ある程度清掃していますが拭いても汚れがでます)所々の錆や部分的な剥がれもあります。サイズ(約 cm)縦14×横35×奥23.5(突起含まず)戦前のビンテージでここまで状態保っている希少品です。コレクションにいかがでしょうか。